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受賞者一覧

令和7年度/第47回受賞者

食品流通部門[個人](2025)
農林水産大臣賞

佐藤 龍悦

所属:仙台あおば青果 株式会社(代表取締役会長)
   一般社団法人全国中央市場青果卸売協会(常任理事)
所在地:宮城県仙台市
業種:青果物卸売業

【功績申請の概要】

  • JA全農宮城県本部の副本部長として青果物の生産・流通事情に精通し、令和2年に旧・宮果の代表取締役社長に就任すると、同社と旧・仙印の合併統合をまとめあげ、東北地方全域の集荷ハブ機能、ストックポイント機能を担う仙台あおば青果を設立。
  • 物流2024年問題により東北エリアの農産物が仙台市場へ集約すると見据え東北圏の「ハブ市場」となるべく、各県卸売会社と中継契約の締結、冷蔵庫の増設、回転式フォークリフトの導入などコールドチェーン化、物流の効率化に努めストックポイント機能の強化に取組んでいる。
  • 仙台市中央卸売市場再整備検討委員会の委員として、令和19年度再整備完了に向け青果部を代表して積極的に検討に参画。
  • 令和4年10月に(一社)全国中央市場青果卸売協会常任理事に就任。物流問題や価格転嫁など業界の諸問題に関し、東北地区のみならず全国的な視点に立った意見を述べるなど協会運営に貢献。
  • 卸売場での産地関係者によるトップセールス、水産部とのコラボ企画、仙台市の主要祭事での販促活動などにより産地支援と消費拡大に貢献。出前授業を機に仙台白百合女子大学と連携協定を締結、障害者福祉事務所と業務委託契約を締結、障がい者の継続雇用を創出するなど積極的に社会貢献活動も展開。

●功績申請の具体的内容

1.食品流通の近代化・高度化の推進

〇仙台あおば青果の設立に尽力、代表取締役としての功績
JA全農宮城県本部の副本部長として青果物の生産・流通事情に精通し、令和2年に旧・宮果の代表取締役社長に就任すると、同社と旧・仙印関係者に対し粘り強い説明を行い、合併統合への合意形成をまとめあげ、東北地方全域の集荷ハブ機能、ストックポイント機能を担う仙台あおば青果を設立。

 

〇青果物流通の需給安定化への取組み
物流2024年問題の対策として、東北圏の「ハブ市場」となるべく、補助事業を活用しての冷蔵庫の増設、回転式フォークリフトを導入し、コールドチェーン化、物流の効率化に取り組んでいる。

 

〇業務効率化と経費削減への取組み
基幹システムを改修し、令和7年末から販売データ等を電子化しメール配信する機能を導入。機能追加により、作業工数の削減、ペーパーレス化等と伴に顧客への迅速な情報提供を実現。

 

〇部署連携で労働時間を短縮
仲卸業者の注文データを営業部以外の部署に集約、販売担当者の労働時間は前年比20%短縮。

 

2.顧客サービス等の充実(上記1の取組のほか)

〇テレビ番組での旬の食材、レシピを紹介
NHK仙台放送局の番組『てれまさ』内の「市場だより」コーナーにて、同社の社員が隔週で出演し、旬の食材情報を紹介し、消費拡大に尽力。

 

3.農林水産業への寄与(上記1の取組のほか)

〇JAや生産者団体と連携した販促活動
卸売場での産地関係者によるトップセールス、水産部とのコラボ企画、仙台市の主要祭事に絡めての販促活動などを実施し、産地支援と消費拡大に貢献。

 

〇インスタグラムによる情報発信で若年層にもアピール
本年9月時点のフォロワー数は13,000人で若年層のフォロワーも多く産地からも高評価。

 

4.業界(団体)や社会への貢献

〇(一社)全国中央市場青果卸売協会・理事としての功績~
令和4年10月に常任理事に就任。物流問題や価格転嫁など業界の諸問題に関し、東北地区のみならず全国的な視点に立った発言は各理事に重視され、行政当局にも発信するなど、協会運営に貢献。

 

〇仙台市中央卸売市場再整備検討委員会・委員としての功績~
令和19年度再整備完了に向け、再整備検討委員会の委員として、パレット専用の保管場所・仲卸業者の荷捌きスペースの確保、輸出事業促進を見込んでの冷蔵庫の設置等々、青果部を代表しての意見を積極的に提言。

 

〇ストックポイント機能を強化
東北エリアの農産物が仙台市場へ集約することを見据え、再整備計画と並行して、各県卸売会社と中継契約の締結、品質保持のため冷蔵庫を新設するなどストックポイント機能の強化に取組んでいる。

 

〇次世代へ向けて女子大学との連携協定~
出前授業を機に仙台白百合女子大学と連携協定を締結。主に幼児教育に係る職業を志す学生を対象に市場視察会、農作業体験等を通じて、次世代へ農業への理解、食べ物の大切さ等の継承に尽力。

 

〇障がい者の継続雇用を創出
折り畳み式通いコンテナの管理事業において、長きにわたり3か所の障害者福祉事務所と業務委託契約を締結、障がい者の継続雇用を創出し、社会貢献に寄与。

 

〇震災時にインフラ機能を発揮
東日本大震災直後から、産地の協力を得て早期入荷回復に努め、市民の食生活を維持。また、避難所や災害派遣の自衛隊に青果物を届けるなど、卸売市場のインフラ機能を発揮し、地域の食を支えた。