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受賞者一覧

令和7年度/第47回受賞者

食品産業部門(経営革新タイプ(経営の近代化))(2025)
農林水産大臣賞

西山製麵株式会社

代表取締役社長:西山 隆司
所在地:北海道札幌市
業種:食品製造業(めん類製造)
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【功績申請の概要】

  • 1955年「多加水熟成製法によるアシコシが強い縮れた生ラーメン」「スープの中でも伸びにくい卵入りラーメン」を生み出した。この麺は同年に札幌で生まれた「味噌ラーメン」との相性が良く札幌ラーメンの確固たる特徴として認められた。
  • その後も生卵から乾燥卵白への切り替えによる食品安全性の向上、札幌の伏流水(地下水)の使用による風味向上、麺の縮れ工程を手作業から自動化(機械化)に変更し生産性向上等を図っている。
  • 海外展開にも力を入れ、現在35の国・地域の350店に北海道の麺とタレを調理指導とともに輸出し、札幌ラーメンのブランドと文化を発信。ベジタリアンやムスリムの市場にも、その国の文化や価値観に合ったメニュー開発を行いながら販路を拡げ、ブランド力の強化を図っている。

●功績申請の具体的内容

〇インバウンド市場に向けた「地産品」や「旬」の魅力を取り入れたメニューをラーメン専門店に提案。魅力体験者によるSNS配信などを活用し国内外に向けたブランド力の向上を推進中。

 

〇アウトバウンド市場は日本食ブームにより2000年頃から多くのラーメン専門店が開業、2010年頃から店舗数は10倍以上に増加となる。その市場に向けて2014年にドイツとアメリカにラーメン専門店の支援を目的とした現地法人を設立。現在350店以上の店舗のブランド向上に向けたサポートを継続中。

 

〇1983年より海外展開を開始。2025年6月現在、アジア、北米、欧州、中東、オセアニアなど35の国と地域の350店に向けて、メイドイン札幌を武器に北海道の麺とタレを調理指導とともに輸出し、これらのラーメン専門店が地域一番店に育つよう様々なサポートを継続中。

 

〇「ベシタリアン」「ムスリム(2017年ドバイ首長国)」の市場に対しても、その国の文化や価値観に合ったメニュー開発(提案)を行いながら販路を拡げ、札幌ラーメンのブランド力の強化を図っている。

 

〇また、本物の札幌ラーメンを世界中の人々に味わってほしいとの思いから、ラーメン店の開業を目指す国内外の新規事業者に向けた開業支援にも力を入れている。
 本社内に設置した「プレゼーションルーム」でラーメン作りの本格的な調理技術と札幌ラーメンの食文化を丁寧に伝えるとともに、お店のコンセプトの確認とメニュー開発・ブランディング、店舗探しや店舗づくりのサポート、さらには開店時及び開店後の店舗プロモーションの支援を行い、札幌ラーメンのブランドと食文化を、店主様・お客様とともに守り育てている。

 

〇1955年「他加水熟成製法によるアシコシが強い縮れた生ラーメン」「スープの中でも伸びにくい卵入りラーメン」を開発し札幌ラーメンの食文化の礎を作った。

 

〇2002年に本社内に設置した「プレゼーションルーム」は、実際のラーメン店同様の本格的な厨房設備と約30の客席を備えており、新規開業者向けの実践的な研修(上記)を行うほか、研究・開発施設として、時にはお客様にも来ていただき、メニューの研究や新商品の開発、社員研修などに取り組んでいる。

 

〇高齢者や女性などが安全に働ける労働環境の改善を行っている。
具体的には、生産機械の緊急停止ボタンの取り付け、若手社員による安全衛生教育の実施、検査作業の機械化やDX化により作業難易度を下げる業務改善(神経集中からのストレス軽減、ヒューマンエラー対策)、工場内に飲料用の給水設備を設置し熱中症対策に取り組むほか、休憩室のワイファイ環境整備による休息時間の質向上に努めている。

 

〇自己啓発の支援(資格取得、研修セミナー参加等)として、「管理栄養士」「調理師」「製麺技能士」「北海道フードマイスター」などの資格取得の費用支援、部門横断型の若手育成の業務改善プロジェクト(キントーン等のDXツールを使った商品カルテ、報告書などのデジタル化)の取組を行い、人材教育と業務改善による働きやすい職場づくりを行っている。

 

〇品質保証システムの導入
2010年に外部専門家と契約し社員育成を開始し、2016年に北海道HACCP、2017年に米国食品医療品局(FDA)の査察合格、2021年にFSSC22000を取得。

 

〇USA物流の再構築
2025年より外部専門家と1年契約でアメリカ市場向けの物流システムの再構築を実施中。