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受賞者一覧

平成29年度/第39回受賞者

団体部門(2017)
農林水産省食料産業局長賞

伊藤 重範

所属:大阪府茶業協同組合(副理事長)
所在地:大阪府 大阪市
業種:銘茶卸売業

【功績申請の概要】

  • 大阪府茶業協同組合理事を平成7年から務め、平成23年からは大阪府茶業協同組合副理事長を務めるなど、大阪府茶業界の中でも人望も厚い。積極的に組合員相互の交流を深めるとともに、各種研修会を積極的に開催し、組合員の資質向上に努めるなど大きな指導力を発揮している。
  • 競争激化が進む中、非組合員との差別化を図るために組合員を対象にした、麦茶・水出し番茶・優良茶品評会及び入札会を運営し、積極的に商品を購入している。
  • 日本古来の食文化の一環として日本茶業の推進に努めている。平成29年には、日本茶の需要拡大の為、新茶時期に大阪城天守閣前広場に出向き、各産地の新茶を広く集め消費者へ試飲啓蒙するよう尽力した。
  • 昭和51年以来茶業に専念し、創意工夫と旺盛な研究心から、掛川茶の販売、鹿児島茶の販売店登録、本場の本物シールを貼付した伊勢茶商品等全国各地の話題のある茶を、いち早く消費地である大阪に集め販売し、常に消費者ニーズに即した新しい商品への取り組みを行った。

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【功績申請の具体的内容】

(経歴、人格、識見)

  • 人格円満にして物事に対する判断力も秀逸、他組合員の尊敬の念を抱かれている。


(し界の発展への寄与について)

  • 団体における活動
    専務理事、副理事長などを歴任して、組合新聞などの発刊を実行するなど、企業並びに組合でも数々の功績を残してきた。
  • 団体の発展への寄与
    氏の茶葉に対する卓越した審査能力によって、大阪府には良品質のお茶が茶産地より出荷されている。これにより、間接的に関西の緑茶の消費の拡大に寄与している。
  • 業界における活動
    平成19年専務理事に就任すると緑茶や関連商品の展示販売会を通じ地域住民との交流を通じて、近畿圏での緑茶消費の拡大におおいに寄与した。
  • 業界の発展への寄与
    昭和51年に三葉茶業(株)に入社、その後父の後を引き継ぎ平成5年に代表取締役社長に就任してから、事業は順調に推移し、近畿圏での緑茶の啓蒙宣伝にも大いに力を注いでいる。
  • 社会・地域経済における活動
    新茶の季節には氏は他の組合員に率先して静岡、鹿児島、三重、福岡、知覧等の生産地と連携を図り、新茶のキャンペーンを万博記念公園や大阪城公園で実施した。このイベントでは、近隣の市民や観光客にも試飲や一煎パックの配布を行い、地域の人達に宣伝活動を行っている。
  • 社会・地域経済の発展への寄与
    氏が中心になって開催している新茶キャンペーン、優良茶品評会、推奨茶の販売等組合事業は地域経済の発展に大きな功績を残している。