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ビスケットに白いものが付着、アジもおかしい

 製品分類
  菓子類/ビスケット
 事故分類
  変質/ファットブルーム現象
 事故内容
  購入したビスケットを食べたら表面に白いものが付着しており味もおかしい
 調査結果
 

(1)製造工程



(2)対象物
白い斑点状の紋様を示した物質は調査の結果脂肪であることがわかりました。そしてこの脂肪はビスケットの原料に使用したもので、脂肪を多く含んだビスケットの場合、保存の条件によってはこのような脂肪が表面に析出する現象が従来から認められています。

(3)発生原因
この現象は「ファットブルーム現象」と呼ばれているもので、白い物質は異物でもなく従って食害もありません。ビスケットの保管温度が高くなったりして品温が上昇した場合、製品に原料として使用された脂肪が溶融し表面まで到達します。ここで温度が低下すると脂肪は再び固化します。この溶融と固化が反復されるとことにより、表面に脂肪が蓄積することになって、結局白い顕在化したものとして異物のように目にとまったものです。

 対策
  本来、製品に使用された原料の一部であることから異物といえるものでもありませんが、製品の品質規格からすれば、存在しない個所へ局在して出現した物質なので異常であることには違いなく、商品としての価値を無くしたものです。ビスケットの製品全体に均一に分散している脂肪が、「ビスケットの味」を形成している以上、この脂肪が表面に偏在する格好になったわけですから、ビスケットの味も当然変わったものになってしまっていることは容易に考えられることです。クレームの内容でもそのことが指摘されています。この「ファットブルーム現象」を未然に防止する方法は当然のことながら、保存の条件として品温の変動の無い条件が与えられねばならず、つまり脂肪の溶融しない通常の室温程度からそれ以下の温度を保持することで、包装紙などに保管に就いては高温のところや激しい温度変化のところは避けることを表示しておく必要があります。