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ポテトチップに繊維状の異物がある

 製品分類
  菓子類/ポテトチップ
 事故分類
  他の異物/馬鈴薯の芽の繊維、発芽
 事故内容
  ポテトチップを開封して食べ始めたところ繊維状の異物があった
 調査結果
 

(1)ポテトチップの製造工程



工程の簡単な説明
低温倉庫:産地(日本では北海道が代表的な産地)に隣接して設置されている、この貯蔵中に発芽をさせます。
水洗・ピール:回転するドラムで馬鈴薯を水で洗い同時に皮をむきます
トリミング:馬鈴薯の芽やキズを手作業で取り除きます
切断:回転する円筒型のスライサーで馬鈴薯を薄くスライスします
フライ:オートフライヤーで、180度の植物油を使い、カラッと揚げます
ピッキング:揚げ色の悪いものはセンサーで感知してエアーで取り除きます更に人の目でも確認します(目視検査)
味付け:回転ドラム内でさまざまな調味料をふりかけます
袋つめ:自動包装機で袋詰めをします 

(2)対象異物の観察
繊維状の白い異物については、その付着状態や繊維状物の顕微鏡検査等から総合して、「馬鈴薯の芽の繊維」であることが判りました。

(3)混入原因
貯蔵馬鈴薯はポテトチップの「色上がり」を向上させるため、低温貯蔵庫で貯蔵中に発芽させて糖分を消化させた上で使用しています。糖分が加熱されると茶色の着色反応を起すのでこれを防ぐための方法です。そのために馬鈴薯の芽が硬くなり、トリミング工程で取り除き分別する作業が行われますがここでの除去が不完全であったか若しくは除去後のものが誤って混入してしまったためと推定されます。

 対策
  水洗・皮むき工程及びトリミングの工程がこの種の異物混入の原因となる要素をもっています。従ってこの工程特にトリミングの工程の強化を図るのが効果的ですが、究極的には人の目による目視検査に頼ることになるので、作業環境としての照明条件の見直し、作業者の疲労度と交替制などについて更に改善を図ると良いでしょう