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旅行みやげの箱入り最中を翌日開けたところナフタリン臭がした

 製品分類
  菓子類/最中(もなか)
 事故分類
  異味異臭/異臭、ナフタリン、昇華
 事故内容
  旅行のお土産として戴いた箱入りの最中を、翌日開けたところ異臭がしました。衣類などの防虫に使うナフタリンのような臭いでしたが、食べ物なので不安で届け出ました。
 調査結果
  1)異臭の本体の確認
ガスクロマトグラフ(FID)法、及び高速液体クロマトグラフ(UV)法により測定し結果、ナフタリンとして以下の濃度が検出されました
○箱の内部の包装紙  : 47.5μg/g
○箱の内部の白い紙  : 37.8μg/g
2)混入原因
  ナフタリンの性質と「最中」の製造過程:ナフタリンは、衣類等の防虫に使用されるのが一般的ですが、通常個体(固形物)として市販され、使用時は成分が昇華しながら効果を発揮させる仕組みとなっています。
   食品製造においてそのような性質を持つナフタリンは通常では用いる例はありませんがこの「最中」の製造者について調査をした結果やはり工場、製造過程での何れに於いてもナフタリンは使用されていないことを確認しました。
  流通過程での「最中」の取り扱われ方:製造場所から出荷され店頭販売されるまでの過程で特に搬送途中でのナフタリンの使用も調査したところ使用していないことを確認しました。次に土産品販売店での状況を調査したところ以下のような因果関係が判明しました。
  店頭でのナフタリンの特異的な使用:クレーム品が販売された土産品販売店では蝋細工で作られた見本品をセットした箱を商品の最上段におきますが、その箱の底部に防虫の目的でナフタリンを使用することがあることが判明しました。クレーム品の箱はその蝋細工の見本箱の直ぐ下に密着して置いてあったものと推察され、その結果ナフタリン臭の成分が浸透し移行したものと推定されます。
 対策
 

直ちに人体に影響があるとは考えられませんが、商品価値は無く、消費者に不安感を与えます。商品と見本品の展示保管場所を区別する。少なくとも見本品と密着するような置き方をせず、商品の管理特に先入れ先出しを守るように改善することが必要です。