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アーモンドチョコレートにウジのようなものが混入していた

 製品分類
  菓子類/アーモンドチョコレート
 事故分類
  昆虫/ノシメマダラメイガ、幼虫、産卵、孵化、生活痕跡
 事故内容
  アーモンドチョコレートにウジのようなものが居るのを見つけ直ちにメーカーに問い合わせをしたが、回答が曖昧で納得いかず保健所へ調査依頼があったもの。
 調査結果
 

(1)対象物
虫を詳しく調べたところノシメマダラメイガの約8〜9mmの体長の幼虫であることが判明しました。

(2)混入の原因

1)原因の第1として、このクレーム品は製造後1年3ヶ月という長期間経過をしたもので、その期間の殆どがメーカーから出荷後の流通段階、特に販売店の商品棚に置かれて居たことになります。この虫の1世代が35〜60日という性質から、クレーム品が1年以上経過していてそれでも成虫にまで至らず幼虫の段階で出現していることと、更に孵化から終令期までの生活痕跡も製品内に認められていないところから、製造段階での混入とは考えられず、流通過程の倉庫か店舗にいた成虫が産卵し、孵化した幼虫が製品の包材を穿孔し侵入したものと考えられます。

2)この虫の性質として空間を飛翔中に産卵するので、ほとんど無差別的に卵が食品等の周辺に散布付着し、孵化した後の幼虫は嗅覚も鋭く匍匐性でかつ強い顎で厚いアルミ箔も食い破り侵入する例もあることから、製造工程での侵入だけでなく流通段階の倉庫内や販売店での侵入食害を発生させる特徴があります。

 対策
 

(1)食糧倉庫や工場内等の害虫予防の主流は一般的にはピレスロイド系殺虫剤の散布などですが、この虫については1回で完全に駆除するわけには行かず、日頃のこまめな対策として成虫の発見捕殺、殺虫剤の散布の組み合わせで根絶を図り、外部からの侵入を徹底して排除することに注力することです。

(2)販売店における商品管理と防虫管理の徹底が必要です。

(3)この虫の発生しやすい夏季にメーカーとして定期的な巡視を行い、古くなった自社品や、包材に穿孔跡などが認められるような疑わしいものは自主回収をするなど事前の策を講じることも効果的です。