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容器外面のポリエチレンのかたまりが混入した

 製品分類
  飲料/果実ジュース
 事故分類
  その他異物(夾雑物)/ポリエチレン、フラップノズル
 事故内容
  茶色の異物が混入していました。
 調査結果
 

(1)クレーム商品の異物を検査した結果、水に溶けず膨張しませんでした。またN−ヘキサンに一部溶解することから判断して、異物は容器包材の紙や果汁の種子ではなくポリエチレンの固まりと考えられます。

(2)クレーム原因
1)LSエレメントとパック内面が接触することにより、ポリエチレンが蓄積してパック内面に落下混入してた。 2)フラップシールエレメントノズルがパック表面に接触しポリエチレンが蓄積してパック外面に付着した。 以上のことが考えられますが、再現試験の結果、1)はポリエチレンのみであるため半透明で、この異物とは類似していませんでした。2)は果汁の付着もあり、この異物と類似していました。 このクレーム品の容器はすでに開封されていて、容器のフラップ部分の表面が剥れ、ポリエチレンの固まりが剥れたような跡は確認できませんでしたが、果汁が焦げたような茶褐色のシミ跡を確認することができました。 クレーム原因は充填密封後、成型工程のフラップシールの加熱部において、フラップシールエレメントのノズルがパック外面と接触して表面のポリエチレンが少しずつノズルに蓄積し、その蓄積した固まりが製造中にノズルから剥れ、フラップを折り曲げ時にフラップの内側に付着したものと推定できます。 消費者が容器を開封して中身をコップに注いだとき、パック外面に付着していたポリエチレンのかたまりが剥がれ落ちコップに混入したものと推測できます。

 対策
 

(1)フラップノズルとパックの接触を防止するため、ノズルの位置を調整しました。

(2)従来は1日の製造終了時のみエレメント及びノズルの清掃を実施していましたが今後は1日2回の清掃を実施します。

(3)清掃を実施したことの記録をのこして確認するようにします。

 

  【参考文献】 日本生活協同組合連合会,異物混入事例集 P.154 (1996)