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かに缶詰にばんそうこう混入

 製品分類
  缶びん詰レトルト/かに缶詰
 事故分類
  その他異物(夾雑物)/ばんそうこう
 事故内容
  缶詰を開缶しサラダに混ぜていたところ、中にばんそうこうが混入していた。
 調査結果
 

(1)混入していたばんそうこうは水で濡れておりその中にかにのほぐし身が詰まっていました。

(2)この缶詰工場では指にばんそうこうを貼ったまま作業をすることを禁止しておりますし、どうしてもばんそうこうを貼って作業をしなければならない場合には作業管理責任者の指示に従ってばんそうこうを貼り、必ず手袋(ポリプロピレン製)をすることになっていますが、苦情品の製造日には管理帳簿上ではばんそうこう使用者は居ませんでした。従って無断で使用した者の指から剥がれ落ちてそのまま最終製品に紛れ込んだものと推測されます。

(3)この缶詰工場では原料の冷凍かにフレ−クを水中で一昼夜解凍した後にリン酸塩処理を行い水洗いしてから5mm角のふるいと比重選別器にて異物除去をしています。この時点でばんそうこうのようなものがあれば検知されます。その後の作業はすべて手袋着用で実施することになっていますので問題のばんそうこうはその工程で紛れ込んだとしか考えられません。

 対策
 

(1)この製品の製造では、解凍作業工程及び一次浸漬け工程では素手で肉質を確認する関係で手袋を着用することは出来ませんので始業前には必ず作業員全員の手指の状況確認を厳重に行い記録します。

(2)充填前には2名の担当者が2時間交代で目視選別を行っていますが、今後は異物選別の精度の向上を図るために4名の担当者が1時間交代で目視選別を行うようにすべきです。

 

  【参考文献】
東京都衛生局生活環境部食品保健課編:平成10年度食品 衛生関係苦情処理集計表 P.60 (2000)