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缶びん詰レトルト
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変質
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コーンビ−フ缶詰を開けたら肉の上部と側面の一部が黒く変色
製品分類
缶びん詰レトルト/コンビ−フ缶詰
事故分類
変質/硫化鉄、鉄分、硫黄
事故内容
開缶して中を見たら肉の上部と側面に黒い部分があった。
調査結果
(1)先ず黒色部分が何であるか、かび、化学品の検査を行ないましたが、かびは検出されませんでした。また肉質、味、は正常品と変わらず腐敗していません。黒変部分の組成は検査の結果、硫化鉄が検出されました。これは缶の鉄と食品中の硫黄とが反応して生成されたものと推定できます。
(2)変色部分の範囲を調べたところはコーンビ−フの表面から5mm以内であり内部まで達していません。詰められていた金属缶の内面を調査したところ缶内面の塗装が一部剥離しておりブリキ部分が露出していましたのでそこから鉄分が溶出してコーンビ−フ中の硫黄と反応したものと判断致します。
(3)この内面塗装剥離は缶体の状況を観察したところ、外部衝撃により発生したものと推測されました。
対策
(1)缶詰食品の流通段階では緩衝性を強化して外部衝撃を避けるようにすることが必要です。このためダンボールをシングルからダブル形式に変更いたします。
(2)缶詰食品における硫化鉄生成を防止するには理想的には内面塗装が施されているティンフリースチールあるいはアルミニウム製のツ−ピ−ス缶(缶胴部と蓋部で構成されており接合部分は胴部と蓋部との1箇所だけ)の使用も検討いたします。
(3)なお金属缶の使用に際しては事前の受け入れ管理を徹底し、変形などの異常品の使用は避けるようにします。