岐阜県美濃加茂市蜂屋町一帯。
岐阜県南部に位置する美濃加茂市は、冬の晴天率が高く、奥美濃で雪を降らせた乾風が吹き下ろしてくるため、秋に収穫した柿を干しあげるのに適した気候風土です。
堂上蜂屋柿の歴史は、1000年以上。平安時代には朝廷に干柿を献上した記録が残っています。その後も、甘くて立派な干柿は信長、秀吉、家康と徳川代々の将軍に献上され続けました。堂上とは朝廷への昇殿を許された格をもつという意味で、これにより蜂屋村の干柿の名前が堂上蜂谷柿と称されるようになりました。1904(明治37)年セントルイス万博では金牌を獲得し、世界がその価値を認めました。それほどの干柿も、砂糖の普及などで途絶えかけてしまいました。昭和5年に村瀬俊雄さんが、再び堂上蜂屋柿を作りをはじめ、昭和52年には蜂屋柿振興会が発足し、美濃加茂市の特産品として復活しました。2007年には食の世界遺産として知られる「味の箱船」(主催/全世界を対象とする本部イタリアのスローフードプロジェクト)に認定され、ますます注目を集めています。
美濃加茂市堂上蜂屋柿振興会:TEL. 0574-28-1133