高知県幡多郡黒潮町の佐賀地区と熊野浦地区
高知市から西へ特急列車で約1時間半。太平洋に面し、四万十川にもほど近い、豊かな自然が保たれたエリアです。
黒潮町には「塩谷の浜」と呼ばれる浜があり、ここで1333(建武2)年に塩づくりが始められたという記述が残っています。明治38年に塩の専売法が制定されて廃止になりましたが、太平洋戦争末期には塩不足となったため、自家用製塩として特別の許可が下り、100人程度の人が塩づくりをしていました。
戦後長い間、行われていなかった塩づくりを復活させたのが、現在、黒潮町商工会副会長の小島正明さん。昭和56年、小島さんは昔ながらの塩づくりの製法と歴史を継承することを決意。伊豆大島で1年間、自然製塩の修業を行った後、昭和58年に佐賀地区で「生命と塩の会」を立ち上げ、専売公社の許可を受けて塩づくりを始めました。この地区に伝わる塩づくりは最終的に釜焚きしていたため、太陽と風の力だけでつくる現在の方式に研究改良。平成9年に塩の専売法が撤廃された後、小島さんの協力のもと、2業者が天日塩づくりを開始しました。
土佐黒潮天日塩生産組合:TEL. 0880-55-2286