沖縄県の島尻伊平屋村(伊平屋村)、島尻郡粟国村(粟国島)、宮古郡多良間村(多良間島)、八重山群島竹富町の小浜島・西表島・波照間島、八重山郡与那国町(与那国島)の7島。
サトウキビは沖縄全地域で栽培されていますが、黒糖を生産し県外に出荷しているのはこの7島だけなので、これらの島々を本場と称します。
黒糖作りの歴史は、江戸時代初期にさかのぼります。砂糖の原料となるサトウキビはたくさん育っているのに、その作り方を知らないことを嘆いた琉球王府の役人、義間真常(ぎましんじょう)によって、1623年に中国の福建省から製造技術がもたらされました。高温多湿で年間気温20度以上というサトウキビの生育条件を満たした沖縄では、よりサトウキビを盛んに栽培し、全島のあちこちで製造が行われるようになりました。しかし、現在の沖縄本島では国の政策に影響されたり、より甘いものを作る分蜜工場に移行するなどして、かつて数百あった黒糖工場は35年前からなくなっており、黒糖を作っているのはこの小さい島々でのみとなっています。沖縄黒糖の原料はサトウキビであり、サトウキビの味の違いが、味の違いに直結します。つまり、島ごとに土壌や栽培されている品種やなどが微妙に違っているので、作られた黒糖にはそれぞれ島の固有の色や味わいが出ています。
沖縄県黒砂糖協同組合:TEL. 098-859-6280