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新ロジスティックモデルプログラムの対象菌種は大腸菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオの3種である。このプログラムの最大の特長は変動温度に対応できる点である。製造から流通、消費までの温度履歴を入力すれば、それに応じた増殖を予測する。
その使い方はまず、菌種を選択後、初期菌数を入力する。次に温度履歴、つまり温度と時間を1組として温度変化に応じて入力する。実際の温度測定データがあれば、それを使うこともできる。次に予測ボタンを押すと、その温度履歴に対応した予測結果が即座に表れる。牛乳中の黄色ブドウ球菌についてはそのエンテロトキシン生成量も予測される。また、指定した時間での予測した菌数、毒素量も表示できる。
さらに、腸炎ビブリオ版ではその環境条件(温度、塩分濃度、pH)、初期菌数および保存時間を入力すると、その条件下での増殖予測曲線が表示される。また、指定した時間での予測菌数および指定した菌数に達するまでの予測時間も表示される。
本プログラムを使用するに当たって、次のような注意事項が考えられる。それは予測した数値は参考値であり、その数値が直接ユーザーの対象食品に適用することはできないことである。予測値は客観的な値ではあるが、個々の場合にそのまま当てはまる保証はない。より近い値を得たい場合は対象食品を使った実験が当然最も良いが、そのためには相当の時間、費用が必要となる。それが本プログラムを用いると(無料で)瞬時に参考値が得られる。もし、実際に実験を行う場合も予測値を参考にすることで、かなり実験の省力化ができると考えられる。