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危害情報5883・生物的危害 小型球形ウィルス(ノロウィルス) 緩衝液

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食品における微生物汚染の実態

ヒトにおいて最も重要な食中毒原因ウイルスはノロウイルスであり、USAでは毎年胃腸炎患者の15人に1人からノロウイルスが検出されている。2009年?2012年の間には、4,318件のノロウイルス感染症の発生が確認され、161,253人もの患者が出ている。

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汚染菌の性状

ノロウイルスは糞-口経路で経口感染し、その潜伏期は1?3日であるが、症状自体は12?24時間と早期から現れる。感染後18時間で糞中への排出が始まり、その後13?56日間は大便中への排出が継続する。大便中には108 PFU/gもの数のウイルス粒子が存在している。

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防除技術と防除効果

イチゴとロメインレタスに存在するTVウイルスについては、16 kGyより強い標的線量の電子線を照射することで、TVウイルスの個数は107 PFU/gから検出限界以下にまで減少させることができたが、MNV-1ウイルスはTVウイルスよりも電子線に対する抵抗性が高かった。

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危害の種類

生物的危害

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菌種
菌の俗称 小型球形ウィルス(ノロウィルス)
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strain No. ---
栄養細胞・胞子の別 ---
グラム分類 ---
好気性・嫌気性 ---
最適生育温度 ---
酵素名 ---
備考 Tulaneウイルス(TV)、ネズミノロウイルス(MNV-1)
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試験対象
対象 緩衝液
緩衝液 1% リン酸緩衝液
備考 他に、Opti-MEM(minimum essential medium)あるいはDMEM(high-glucose Dulbecco's modified eagle medium)培地についても検討。
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試験の想定箇所
試験の想定箇所 原料調達
その他の概要 生野菜・果実表面に付着している病原性ウイルスを主対象としているため、主に原料調達の段階を想定していると考えられる。
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試験条件とデータ(初発・生菌)
試験方法 ---
初発の菌数 106 PFU/ml
備考 ---
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試験条件とデータ(殺菌)
殺菌温度と殺菌時間 ---
そのときの菌数 ---
その他の殺菌条件 電子線照射(0, 4, 8, 16, 24, 30 kGy)
予測D値 ---
備考 ---
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試験条件とデータ(増菌)
増菌の条件(培地名) MNV-1の調整では、mouse leukemia monocyte macrophage cell lineにMNV-1を感染させ、2%リン酸緩衝液添加修正イーグル培地中、5%二酸化炭素雰囲気下、37 ℃で24時間培養。その後凍結−融解を3回繰り返して細胞を破壊し、遠沈によってウイルス粒子を回収。
増菌の条件(温度・時間) 106 PFU/ml
備考 TVウイルスの調整では、LLC-MK2 cell lineを2% bovine serumと2 mM Gluta-MAX-1を添加したOpti-MEM (minimum essential medium)中、5%二酸化炭素雰囲気下、37 ℃で48時間培養。その後凍結−融解を3回繰り返して細胞を破壊し、遠沈によってウイルス粒子を回収。
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出典情報
文献名 新鮮な食材に存在しているTulaneウイルスの不活化と、電子線照射によるヒトノロウイルス類縁ウイルス不活化の機構
英文名 Electron beam inactivation of Tulane virus on fresh produce, and mechanism of inactivation of human norovirus surrogates by elec
雑誌名 International Journal of Food Microbiology Vol.198 (28-36)
掲載年 2015
著者 Ashley Predmore, Gabriel C. Sanglay, Erin DiCaprio, Jianrong Li, R.M. Uribe, Ken Lee
発行機関 The International Union of Microbiological Societies and the International Committee on Food Microbiology and Hygiene


(注)本サイトは情報紹介を目的としておりますので、詳細につきましては原本や発行機関等でお調べください。

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