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危害情報5828・生物的危害 その他(エルシニア、リステリア等を含む) 培地

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食品における微生物汚染の実態

食品保存料の評価は細菌を主な対象として実施されており、真菌に対する評価はほとんどなかった。しかし、カビによる食品汚染は直接目に見えるため、消費者のカビに対する意識は非常に高い。従って、食品保存料とカビの問題について、正確な情報を提供する必要がある。なお、日本では、Cladosporium cladosporioidesとC. sphaerosperumの2種が、食品汚染のほとんどを占めている。

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汚染菌の性状

供試カビは全て食品からの分離株である。供試カビのうち、特にChaetomium globosum FCR 339とRhizopus stolonifer FCR 411が、全保存料に対して強い抵抗性を示したが。他の多くのカビも殺カビ作用ではなく、静カビ作用を受けるのみであった。

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防除技術と防除効果

プロピオン酸塩がW. sebiとE. herbariorumでMIC値25?50 ppm、デヒドロ酢酸塩がE. herbariorum、Cladosporium cladosporioides等で12.5?50 ppm、ソルビン酸塩がAspergillus ochraceus等で25?50 ppm、o-フェニルフェノールがFusarium oxysporum等で25?50 ppm

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危害の種類

生物的危害

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菌種
菌の俗称 その他(エルシニア、リステリア等を含む)
Cladosporium
cladosporioides
strain No. FCR 214
栄養細胞・胞子の別 胞子
グラム分類 ---
好気性・嫌気性 好気性菌
最適生育温度 ---
酵素名 ---
備考 他に、Penicillium citrinum、Aspergillus ochraceus、Eurotium herbariorum、Chaetomium globosum、Fusarium oxysporum、Rhizopus stolonifer、Wallemia sebiの7株と、食品より分離したCladosporium spp. が10株
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試験対象
対象 培地
培地名 Potato-dextrose agar (PDA), M40Y agar
備考 胞子形成にはPDAとM40Y agar、各保存料のMICと長期有効性の評価試験にはPDB (potato-dextrose broth)とM40Y液体培地を使用。
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試験の想定箇所
試験の想定箇所 小売・バックヤード
その他の概要 ---
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試験条件とデータ(初発・生菌)
試験方法 胞子懸濁液の調製
初発の菌数 1.0×106 spores/ml
備考 供試カビ8株をPDAまたはM40Y agarに植菌し、25℃で1?2週間培養。その後、0.05% Tween-80を含んだ生理食塩水で胞子を回収し、上記胞子濃度に調整。
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試験条件とデータ(殺菌)
殺菌温度と殺菌時間 ---
そのときの菌数 ---
その他の殺菌条件 1)各保存料のMIC測定、2)各保存料の長期有効性試験
予測D値 ---
備考 1)各保存料の最大濃度を200 ppm、最小濃度を1.5 ppmとし、PDBあるいはM40Y液体培地を用いて、各保存料のMIC測定、2)同条件で、25℃での28日間に渡る長期静置培養を実施。目視によって各株の増殖の有無を評価。
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試験条件とデータ(増菌)
増菌の条件(培地名) 胞子形成にはPDAまたはM40Y寒天培地、各保存料のMIC値並びに長期有効性の評価にはPDBまたはM40Y液体培地を使用。
増菌の条件(温度・時間) 胞子形成は25℃×1?2週間、MIC評価は25℃ 10日間、長期有効性評価は25℃×28日間
備考 全て静置培養。
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出典情報
文献名 野菜・果物における病原微生物検出検査法の検討 腸管出血性大腸菌,サルモネラとリステリアの検出
英文名 ---
雑誌名 日本食品微生物学会雑誌 Vol.19 No.2 (47‐55)
掲載年 2002
著者 宮原美知子 後藤公吉 正木宏幸 斉藤章暢 金子誠二 増田高志 小沼博隆
発行機関 日本食品微生物学会


(注)本サイトは情報紹介を目的としておりますので、詳細につきましては原本や発行機関等でお調べください。

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