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危害情報5803・生物的危害 セレウス 培地

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汚染菌の性状

グラム陰性菌の細胞外膜にはリポ多糖と呼ばれる親水性の構成成分が含まれている。リポ多糖はイチイ精油のような疎水性の成分の浸透を妨げ、細胞膜内への精油の蓄積を抑制し、精油による抗菌性作用を受けにくくする。一方、グラム陽性菌はリポ多糖を持たないため、精油を細胞膜に蓄積しやすく精油の抗菌性の影響を受け易くなっている。細胞膜の損傷により、細菌は菌体内物質の保持ができなくなり、増殖能力、生存能力を失う。

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防除技術と防除効果

病原菌5種の増殖抑制範囲の直径は、グラム陽性菌が直径37-44mm、陰性菌が32-34mmであった。最小抑制濃度は陽性菌が125-250μg/mL、陰性菌が500μg/mLであった。最小殺菌濃度は陽性菌が250-500μg/mL、陰性菌が1000μg/mLであった。セリウス菌と大腸菌の生存能力評価では、80分までは共にコロニー形成の減少が見られ、120分後では完全にコロニーが形成されなかった。

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危害の種類

生物的危害

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菌種
菌の俗称 セレウス
Bacillus
cereus
strain No. ATCC13061
栄養細胞・胞子の別 胞子
グラム分類 陽性
好気性・嫌気性 好気性菌
最適生育温度 中温菌
酵素名 ---
備考 通性嫌気性菌,その他の菌Listeria monocytogenes ATCC7644,Staphylococcus aureus ATCC12600,Salmonella Typhimurium ATCC43174,Escherichia coli ATCC43889
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試験対象
対象 培地
培地名 栄養寒天培地, NB(nutrient broth)培地
備考 微生物の増殖には普通寒天培地を用い、使用まで4℃で保存した。抗菌性試験におけるディスク拡散法に栄養寒天培地、最小阻止濃度の試験にNB(Nutrient broth)培地を用いた。
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試験の想定箇所
試験の想定箇所 その他
その他の概要 食品に汚染した病原性微生物が保存時に増殖することを、天然素材由来の成分を用いて防ぐことを想定している。
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試験条件とデータ(初発・生菌)
試験方法 イチイ精油の抗菌効果は、ディスク拡散法によって抑制範囲を測定することで評価した。最小抑制濃度は、イチイ精油を8段階の濃度に希釈したNB培地で、病原菌の増殖を視覚的に決定し、最小殺菌濃度は、NB培地を寒天培地に移し、コロニー形成の有無によって判断した。セレウス菌と大腸菌の生菌数計数分析のために、最小抑制濃度のイチイ精油で培養したNB培地を一定間隔で抜き取り、寒天培地で培養し、コロニー計数を行った。
初発の菌数 ---
備考 ---
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試験条件とデータ(殺菌)
殺菌温度と殺菌時間 ---
そのときの菌数 107cfu/mL(すべての試験において同じ)
その他の殺菌条件 ---
予測D値 ---
備考 ディスク拡散法では直径6mmのペーパーディスクに2000μg/discのイチイ精油を浸み込ませ、抑制範囲の直径を測定した。最小抑制濃度は、NB培地の濃度を各1000, 500, 250, 125, 62.5, 31.25, 15.62, 7.81μg/mLに設定した。生菌数計数分析では、0, 40, 80, 120, 160, 200分の間隔で培地を抜き取り、寒天培地で培養した。
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試験条件とデータ(増菌)
増菌の条件(培地名) ---
増菌の条件(温度・時間) ---
備考 ---
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出典情報
文献名 特集:エンテロトキシンと食中毒 毒素原性大腸菌
英文名 ---
雑誌名 微生物 Vol.3 No.3 (248‐257)
掲載年 1987
著者 飯田哲也 本田武司
発行機関 ---


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