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危害情報5280・生物的危害 腸管出血性大腸菌O157 食品

データ
食品における微生物汚染の実態

E. coli O157:H7の流行をもたらす主要な新鮮野菜はホウレンソウとレタスであるが、消毒薬による化学的処理では効果的な除菌は不可能である。これに対してγ線、電子線、低エネルギーX線照射等の物理的処理は、O157:H7の除菌に対して効果があり、しかも食材に有意な悪影響を与えない。中でも低エネルギーX線照射はシールド要求性が低いこと、照射設備が小さいこと等の利点がある。

データ
防除技術と防除効果

浸積植菌されたレタス葉に0.175 kGyのX線を7秒間照射した場合、レタス葉表面のE. coli O157:H7の生菌数を4 log CFU/cm^(2)低減させることができる。また、10枚積み重ねたレタス葉に対しても、3 kGyのX線を最大射程から2分間照射することにより、積み重ね中心部の生菌体数を効果的に低減させることができる。

データ
危害の種類

生物的危害

データ
菌種
菌の俗称 腸管出血性大腸菌O157
Escherichia
coli
strain No. O157:H7 K3995、K4830、K4492
栄養細胞・胞子の別 栄養細胞
グラム分類 陰性
好気性・嫌気性 好気性菌
最適生育温度 中温菌
酵素名 ---
備考 通性嫌気性菌
データ
試験対象
対象 食品
食品名
備考 生レタス
データ
試験の想定箇所
試験の想定箇所 加工・調理時
その他の概要 ---
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試験条件とデータ(初発・生菌)
試験方法 ディッピングによる植菌では、TSBYE (0.6%yeast extractを含むtryptic soy broth)で二段培養した混合菌液と0.1%peptone水の1:1混合液にレタスの円形サンプルを投入し、5分間撹拌/1分間スピンドライする。スポット植菌では、レタス円形サンプルの片面に混合菌液5μlを10?12ポイント植菌し、20分間自然乾燥。
初発の菌数 10^(9)CFU/ml
備考 E. coli O157:H7 K3995、K4830、K4492の3株混合菌体を使用。
データ
試験条件とデータ(殺菌)
殺菌温度と殺菌時間 ---
そのときの菌数 ---
その他の殺菌条件 低エネルギーX線照射。浸積植菌レタスについては片面あるいは両面に0.050?0.175 kGyを最大7秒間、スポット植菌レタスについては0.100?0.250 kGyを最大15秒間照射。
予測D値 浸積植菌レタスについては最大0.040 kGy、スポット植菌レタスについては0.078 kGy。
備考 複数枚のレタス葉に対するX線の透過率の測定については、0?6枚重ねたレタス葉に対しては1分間、8、10枚重ねたレタス葉に対しては2分間、3 kGyを最大距離から照射。
データ
試験条件とデータ(増菌)
増菌の条件(培地名) 生菌数の計測については、保存した植菌レタスに0.1%peptone水を注入し、3分間粉砕。その後0.1%peptone水で希釈して、cefiximeとtelluriteを含んだsorbitol MacConkey agarに植菌。
増菌の条件(温度・時間) 37℃ x 18?24時間
備考 ---
データ
出典情報
文献名 低エネルギーX線照射によるレタス表面のEscherichia coli O157:H7の不活化
英文名 Inactivation of Escherichia coli O157:H7 on Lettuce, Using Low-Energy X-Ray Irradiation
雑誌名 Journal of Food Protection Vol.73 No.3 (547-551)
掲載年 2010
著者 Jeong S Marks B P Ryser E T Moosekian S R
発行機関 International Association for Food Protection


(注)本サイトは情報紹介を目的としておりますので、詳細につきましては原本や発行機関等でお調べください。

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