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危害情報4642・生物的危害 その他(エルシニア、リステリア等を含む) 食品

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食品における微生物汚染の実態

野菜や果物のような生で消費される新鮮な食品は病原微生物による食中毒の原因になっている。米国では食品媒介性疾患のうち75%がウイルスによることが報告されている。その中でも、ノロウイルス、A型肝炎ウイルス、ロタウイルス、アストロウイルスは主要な食品媒介性病原体としてリストされている。

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汚染菌の性状

ノロウイルスはカリシウイルスの仲間で、世界中で集団急性胃腸炎発生の主要な原因となり、米国では年間4千万人以上の患者が発生している。実験室での培養系がないことから、近縁のウイルスとしてネコのカリシウイルスについて実験を行った。A型肝炎ウイルスは急性胃腸炎や黄疸の原因となる食品媒介性の病原体である。アイチウイルスはA型肝炎ウイルスに良く似たウイルスで胃腸炎の原因となり、消毒薬などに耐性を持っている。

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防除技術と防除効果

レタスや長ネギに付着した胃腸炎の原因ウイルスは紫外光の照射で10万分の1以下に減少させることができた。この方法は比較的低価格で、毒性物質の関与がない、取り扱いが簡単であるという利点がある。今後は紫外光の照射方法を検討する必要がある。

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危害の種類

生物的危害

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菌種
菌の俗称 その他(エルシニア、リステリア等を含む)
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strain No. ---
栄養細胞・胞子の別 ---
グラム分類 ---
好気性・嫌気性 ---
最適生育温度 ---
酵素名 ---
備考 "ネコカリシウイルス(FCV, ノロウイルスの代用物)と2つのピコルなウイルスであるA型肝炎ウイルス (HAV)、アイチウイルス (AiV)"
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試験対象
対象 食品
食品名
備考 長ネギ、レタス、イチゴ
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試験の想定箇所
試験の想定箇所 小売・バックヤード
その他の概要 ---
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試験条件とデータ(初発・生菌)
試験方法 "紫外光による(1) レタス, (2) 長ネギ, (3) イチゴに付着したウイルスの不活性化試験"
初発の菌数 107 - 109 TCID50/ml
備考 ---
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試験条件とデータ(殺菌)
殺菌温度と殺菌時間 ---
そのときの菌数 ---
その他の殺菌条件 253.7 nmの紫外光による不活性化
予測D値 ---
備考 汚染レタスに紫外光を適用すると3.2 -3.9 x 106 TCID50/mlの減少であった。汚染長ネギでは3.2 x 102 - 4.0 x 104 TCID50/mlの減少であった。さらに汚染イチゴでは0.8 - 4.0 x 102 TCID50/mlの減少であった。
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試験条件とデータ(増菌)
増菌の条件(培地名) ウイルスはそれぞれの宿主細胞に感染させて増殖させた。
増菌の条件(温度・時間) 37℃ x 3-5日
備考 ---
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出典情報
文献名 イチゴ、長ネギ、レタスにおけるA型肝炎ウイルス、アイチウイルス、ネコカリシウイルスの紫外光による不活性化
英文名 UV Light Inactivation of Hepatitis A Virus, Aichi Virus, and Feline Calicivirus on Strawberries, Green Onions, and Lettuce
雑誌名 Journal of Food Protection Vol.71 No.5 (908-913)
掲載年 2008
著者 Fino V R Kniel K E
発行機関 International Association for Food Protection


(注)本サイトは情報紹介を目的としておりますので、詳細につきましては原本や発行機関等でお調べください。

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