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危害情報4244・生物的危害 その他(エルシニア、リステリア等を含む) 食品 乳及び乳製品

データ
食品における微生物汚染の実態

Enterobacter sakazakiiの汚染の範囲は極めて広範囲である.例えば,13カ国で製造された育児用調製粉乳(粉ミルク)では141検体の実に20検体(14.2%)で汚染されていた.病原体は,医療起源,食品加工プラント,環境,レタス,アルファルファ,トマト,多の植物,チーズ,ひき肉,ソーセージなど多岐に渡る.

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汚染菌の性状

Enterobacter sakazakiiの増殖に伴い,菌体外多糖の生産,バイオフィルム形成が観察される.また,本菌は接着してバイオフィルムを形成する付着素材として,シリコン,ゴム,ポリカーボネート,ステンレススチール,ガラス,ポリビニルクロリド(PVC)などが報告されている.

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防除技術と防除効果

Enterobacter sakazakiiは,育児用製品の製造工程や育児用ミルクや食品を調製する現場から本菌の除去または不活性化は,水洗浄,殺菌剤などの併用をしても完全に達成出来ない.

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危害の種類

生物的危害

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菌種
菌の俗称 その他(エルシニア、リステリア等を含む)
Enberabacter
sakazakii
strain No. ---
栄養細胞・胞子の別 栄養細胞
グラム分類 陰性
好気性・嫌気性 好気性菌
最適生育温度 中温菌
酵素名 ---
備考 "文献では,5つの医療現場からの単離株(2855, 3231, 3234, 3290, 3295),食品由来の4株(2871, 3270, 3437, 3439)および環境由来の1株(3396)の合計10株を用いて実験している."
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試験対象
対象 食品
食品名 乳及び乳製品
備考 試験対象は,育児用調製粉乳(粉ミルク)である.この商品が,本Enterobacter sakazakii菌が外部世界に拡散する際の,最大の移動媒体となっていることを指摘している.
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試験の想定箇所
試験の想定箇所 その他
その他の概要 試験の想定箇所は,育児用調製粉乳(粉ミルク)の調乳する時点またはその後の哺乳までの場所が対象となることが考えられる
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試験条件とデータ(初発・生菌)
試験方法 tryptic soy agar (TSA)培地上でのコロニー計測法
初発の菌数 37℃,24時間
備考 "tryptic soy broth (TSB)で増菌し,ついで3種類の培地:tryptic soy agar(TSA), infant formula agar (IFA), レタスジュース寒天(LJA)で,それぞれ12, 25, 37℃で,それぞれ6,2,1日間培養して,コロニーの生成を待った.最終的にtryptic soy agar (TSA)培地上でのコロニー計測法で定量した."
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試験条件とデータ(殺菌)
殺菌温度と殺菌時間 ---
そのときの菌数 ---
その他の殺菌条件 ---
予測D値 ---
備考 ---
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試験条件とデータ(増菌)
増菌の条件(培地名) tryptic soy broth (TSB)
増菌の条件(温度・時間) 37℃,24時間
備考 "まずこの液体培地で増菌し,ついで3種類の培地:tryptic soy agar(TSA), infant formula agar (IFA), レタスジュース寒天(LJA)で,それぞれ12, 25, 37℃で,それぞれ6,2,1日間培養して,コロニーの生成を待った."
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出典情報
文献名 ステンレス管と経腸栄養管におけるEnterobacter sakazakiiの付着とバイオフィルムの形成
英文名 Attachment of and Biofilm Formation by Enterobacter sakazakii on Stainless Steel and Enteral Feeding Tubes
雑誌名 Applied and Environmental Microbiology Vol.72 No.9 (5846-5856 )
掲載年 2006
著者 Kim H Ryu J-H Beuchat L R
発行機関 The American Society for Microbiology


(注)本サイトは情報紹介を目的としておりますので、詳細につきましては原本や発行機関等でお調べください。

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