JFIA 一般財団法人 食品産業センター
HACCP関連情報データベース

ホームへ





危害情報4229・生物的危害 腸炎ビブリオ 食品 水産加工品

データ
食品における微生物汚染の実態

魚介類を介した腸炎ビブリオ食中毒の発生事例が多くみられている。特に、TDHおよびTRH産生株が、食中毒の起因菌であると考えられている。現在、腸炎ビブリオについては、これらの毒素の非産生株のモニタリングが日常的に実施されているが、最近の研究では、溶血毒産生株と非産生株の分布に必ずしも相関があるわけではないとする報告もされており、非産生株の数によるモニタリング法の信頼性が疑問視されている。

データ
汚染菌の性状

 魚介類を介した腸炎ビブリオ食中毒の原因菌として、耐熱性溶血毒(TDH)および耐熱性毒素関連溶血毒(TRH)産生株が重要である。しかし、これらの菌は、多数の溶血毒非産生株とともに魚介類に存在している。通常、非産生株は産生株の100倍以上存在するので、産生株のみの検出は非産生株の存在に妨げられ、困難であると考えられてきた。

データ
防除技術と防除効果

耐熱性溶血毒(TDH)および耐熱性毒素関連溶血毒(TRH)産生株の検出が困難なため、現在、米国FDAはこららの毒素の非産生株の腸炎ビブリオ数が100MPN以下であればよいとする基準をだしている(非産生株が100MPN以下であれば、耐熱性溶血毒(TDH)および耐熱性毒素関連溶血毒(TRH)産生株はおそらく存在しないたろうという前提)。

データ
危害の種類

生物的危害

データ
菌種
菌の俗称 腸炎ビブリオ
Vibrio
parahaemolyticus
strain No. ---
栄養細胞・胞子の別 栄養細胞
グラム分類 陰性
好気性・嫌気性 好気性菌
最適生育温度 中温菌
酵素名 ---
備考 通性嫌気性菌
データ
試験対象
対象 食品
食品名 水産加工品
備考 ---
データ
試験の想定箇所
試験の想定箇所 原料調達
その他の概要 ---
データ
試験条件とデータ(初発・生菌)
試験方法 アルカリペプトン水での増菌において、ゆるい寒天(0.5%)でコーティングしたろ紙のろうとを置き、これを通過した画分にDNAse処理をおこない(もともとの増菌培養に存在していたパンクした死菌由来のDNAもこの寒天フィルターを通過してしまうので)、その後multiplex PCRを実施。
初発の菌数 5〜10生菌/g濃度で接種した。
備考 2日以内で検出が可能であった。
データ
試験条件とデータ(殺菌)
殺菌温度と殺菌時間 ---
そのときの菌数 ---
その他の殺菌条件 ---
予測D値 ---
備考 ---
データ
試験条件とデータ(増菌)
増菌の条件(培地名) ---
増菌の条件(温度・時間) ---
備考 ---
データ
出典情報
文献名 耐熱性溶血毒(TDH)および耐熱性毒素関連溶血毒(TRH)産生の腸炎ビブリオの生菌を検出するための寒天(0.5%)コーティング法の開発
英文名 Soft-Agar-Coated Filter Method for Early Detection of Viable and Thermostable Direct Hemolysin (TDH)- or TDH-Related Hemolysin-P
雑誌名 Applied and Environmental Microbiology Vol.72 No.7 (4576-4582 )
掲載年 2006
著者 Hayashi S Okura M Osawa R
発行機関 The American Society for Microbiology


(注)本サイトは情報紹介を目的としておりますので、詳細につきましては原本や発行機関等でお調べください。

JFIA一般財団法人食品産業センター  | ご利用案内 | 免責事項 |