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危害情報4026・生物的危害 腸管出血性大腸菌O157 培地

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食品における微生物汚染の実態

 食品業界においては大腸菌O157:H7の検出・同定までに要する時間の短縮に対して高い要望がある。しかし、現行法では迅速法を用いても、検出・同定までに24時間〜48時間要する。注目されているPCR法等の遺伝子手法でも、検出感度は一般的に、10^(6)cfu/mlである。最近では、フーリエ変換赤外分光(赤外顕微鏡)を食中毒菌検出・同定する試みも報告されている。

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汚染菌の性状

 フーリエ変換赤外分光(赤外顕微鏡)による特定食中毒菌の検出・同定原理は、菌体成分特有の生化学成分(リポポリサッカライド、タンパク、核酸等)によって特有の中赤外スペクトルを持つためである。これらのスペクトルは細菌固有なので種の識別が可能となる。

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防除技術と防除効果

 フーリエ変換赤外分光(赤外顕微鏡)を用いると、大腸菌O157:H7の検出感度は、10^(6)〜10^(7)cfu/mlであった。すなわち500cfu/mlの初発菌数では6時間の増菌培養で本法で検出できた。また、本研究では菌液をフィルターろ過することにより、菌の濃縮と前培養培地成分による不純成分の除去(フーリエ変換赤外分光におけるノイズの原因)を行い、検出感度を上げることに成功した。

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危害の種類

生物的危害

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菌種
菌の俗称 腸管出血性大腸菌O157
Escherichia
coli
strain No. O157:H7
栄養細胞・胞子の別 栄養細胞
グラム分類 陰性
好気性・嫌気性 好気性菌
最適生育温度 中温菌
酵素名 ---
備考 通性嫌気性菌
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試験対象
対象 培地
培地名 TSB培地
備考 ---
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試験の想定箇所
試験の想定箇所 ---
その他の概要 大腸菌O157:H7 の迅速検出法の開発に関する基礎的な研究である。
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試験条件とデータ(初発・生菌)
試験方法 菌液を37℃で6時間培養し、菌液をろ過後、赤外顕微鏡で分析に供した。
初発の菌数 10^(9)cfu/mlの大腸菌O157:H7培養を段階希釈し、10^(1)〜10^(9)cfu/mlの菌液を調整した。
備考  菌液サンプルはmetricell filterで0〜6時間まで1時間毎にろ過し、分析に用いた。大腸菌O157:H7の中赤外スペクトル(4000〜700/cm^(-1))を得た。ピークエリアは1589〜1493/m^(-1)を菌の検出・同定に用いた。
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試験条件とデータ(殺菌)
殺菌温度と殺菌時間 ---
そのときの菌数 ---
その他の殺菌条件 ---
予測D値 ---
備考 ---
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試験条件とデータ(増菌)
増菌の条件(培地名) ---
増菌の条件(温度・時間) ---
備考 ---
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出典情報
文献名 フーリエ変換赤外分光法によるろ過を使った腸管出血性大腸菌O157:H7とネズミチフス菌の検出
英文名 Detection of Escherichia coli O157:H7 and Salmonella Typhimurium Using Filtration followed by Fourier-Transform Infrared Spectro
雑誌名 Journal of Food Protection Vol.69 No.8 (1808-1813)
掲載年 2006
著者 Bosilevac J M Nou X Barkocy-Gallagher G A Arthur T M Koohmaraie M
発行機関 International Association for Food Protection


(注)本サイトは情報紹介を目的としておりますので、詳細につきましては原本や発行機関等でお調べください。

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