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危害情報3888・生物的危害 その他(エルシニア、リステリア等を含む) 培地

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食品における微生物汚染の実態

Helicobacter pyloriは消化器官の病気や消化不良などの数多くの病気を引き起こす原因となっている.

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汚染菌の性状

Helicobacter pyloriはグラム陰性,らせん状のバクテリアで,胃と十二指腸住んでいる.この菌はウレアーゼという尿素をアンモニアに変える酵素を分泌する.アンモニアは胃酸を中和するため,この酵素によってより生息しやすい環境を作ることができる.このH.pyloriは消化器系の疾患や,その他多くの病気の原因となっている.

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防除技術と防除効果

植物由来のフェノール性物質を含むディスクにより阻止円が形成された.プロリンを添加すると生育は回復したため,この中の物質がプロリンアナログとして作用するのだろう.フェノール性物質を含むディスクの周りでpHの変化がなかったためウレアーゼ阻害によってアンモニアが生成されなかったことが示唆された.フェノール物質の構造は多様で,膜に作用するものや細胞質で作用するものがあり,それらの相乗作用が効果を発揮する.

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危害の種類

生物的危害

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菌種
菌の俗称 その他(エルシニア、リステリア等を含む)
Helicobacter
pylori
strain No. ---
栄養細胞・胞子の別 栄養細胞
グラム分類 陰性
好気性・嫌気性 嫌気性菌
最適生育温度 中温菌
酵素名 ウレアーゼ
備考 H.pyloriは胃と十二指腸に住み,ウレアーゼを分泌して生息する微好気性細菌である.ウレアーゼは尿素をアンモニアに変える酵素である.またコロニー形成にも重要な役割を果たす.
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試験対象
対象 培地
培地名 "Plating medium (10 g/l special peptione, 15 g/l granulated agar, 5 g/l NaCl, 5 g/l yeast extract, 5 g/l beef extract) ,Broth medium (agarは入れない.それ以外の組成はPlating mediumと同じ),"
備考 ---
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試験の想定箇所
試験の想定箇所 その他
その他の概要 既知のH.pyloriの生育を阻害する薬と併せて行うことのできる食事療法を想定し,食品として安全であると認められている植物から抗菌作用のある物質を探索している.
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試験条件とデータ(初発・生菌)
試験方法 Agar diffusion assay,A2C/proline assay,Assay of urease activity in disks,Assay of urease activity in broth
初発の菌数 ---
備考 ---
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試験条件とデータ(殺菌)
殺菌温度と殺菌時間 37℃,48時間
そのときの菌数 ---
その他の殺菌条件 植物から抽出されたフェノール性物質による生育阻害
予測D値 ---
備考 植物化学物質を含むペーパーディスクをH.pyloriを植えつけたプレートの表面に置き,阻止円の大きさによってそれぞれの物質の抗菌作用を調べた.ペーパーディスクには100 μl (フェノール性の物質を0.1mg含む)の植物抽出液をしみこませた.
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試験条件とデータ(増菌)
増菌の条件(培地名) "Plating medium (10 g/l special peptione, 15 g/l granulated agar, 5 g/l NaCl, 5 g/l yeast extract, 5 g/l beef extract) ,Broth medium (agarは入れない.それ以外の組成はPlating mediumと同じ),1.0 mMのProlineを加えたPlating medium,10 mM Ureaと0.01 g/l Bromocresol purpleを加えたPlating m
増菌の条件(温度・時間) 37℃,48時間
備考 GasPakジャーとBBL CampyPacksを用いて嫌気的に培養した.
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出典情報
文献名 オレガノとクランベリーの植物化学の相乗作用によるヘリコバクターピロリ菌の抑制とウレアーゼの関係
英文名 Inhibition of Helicobacter pylori and Associated Urease by Oregano and Cranberry Phytochemical Synergies
雑誌名 Applied and Environmental Microbiology Vol.71 No.12 (8558-8564)
掲載年 2005
著者 Lin Y T Kwon Y I Labbe R G Shetty K
発行機関 The American Society for Microbiology


(注)本サイトは情報紹介を目的としておりますので、詳細につきましては原本や発行機関等でお調べください。

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