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非常に低濃度のエタノールは定常期後の黄色ブドウ球菌の集団における生存率と増殖の回復に影響する

データ
文献番号 5943
文献名 非常に低濃度のエタノールは定常期後の黄色ブドウ球菌の集団における生存率と増殖の回復に影響する
英文名 Very Low Ethanol Concentrations Affect the Viability and Growth Recovery in Post-Stationary-Phase Staphylococcus aureus Populati
雑誌名 Applied and Environmental Microbiology Vol.72 No.4 (2627-2636 )
掲載年 2006
著者 Chatterjee I Somerville G A Heilmann C Sahl H -G Maurer H H Herrmann M
発行機関 The American Society for Microbiology
概要

ごく低濃度(0.1%以下)のエタノール(VLEC)が細菌にどのように影響するかは不明である。黄色ブドウ球菌DSM20231株の増殖培地にVLECを添加したところ、定常期後期まで増殖した菌は細胞の構造が大きく変化していて、菌回収率も低下した。またアミノ酸代謝の減少が示唆された。

データ
HACCP手法の観点からみた本文献の概要

ごく低濃度(0.1%以下)のエタノール(VLEC)が細菌にどのように影響するかは不明である。本研究では黄色ブドウ球菌の増殖培地にVLECを添加し、微小形態、増殖および生存への影響を8日までの長期培養で検討した。走査電子顕微鏡観察ではVLEC存在下で定常期後期まで増殖した菌は細胞の構造が大きく変化していた。培地中のエタノールは指数増殖期に完全に代謝されているにもかかわらず、定常期以降(48時間)のブドウ球菌回収率の顕著な低下を認めた。VLEC条件では培地中のアセトン濃度が増加し、アンモニア濃度は低下していて、培地の酸性化に寄与しており、アミノ酸代謝の減少が示唆された。VLEC条件では一部のアミノ酸取込みが影響を受けた。アルギニンの添加で特異的な定常期以降の増殖および生存率の回復を認めた。以上の結果は黄色ブドウ球菌の静菌作用に必要なエタノールの濃度は以前に報告されたより低いことを示唆する。

危害情報 危害情報4194・生物的危害 ブドウ球菌 培地


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