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保存料は、カビや細菌などの発育を抑制し、食品の保存性をよくし、食中毒を予防する食品添加物の一種である。
食品添加物は、食品衛生法では「食品の製造過程でまたは食品の加工や保存の目的で食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するもの」と定義されている。
わが国では、、食品添加物は厚生労働大臣が安全性と有効性を確認して指定した「指定添加物(345品目)」、天然添加物として使用実績が認められ品目が確定している「既存添加物(489品目)」、「天然香料」や「一般飲食物添加物」に分類されている。天然香料、一般飲食物添加物をのぞき、今後新たに開発される添加物は、天然や合成の区別なく指定添加物となる。
厚生労働大臣に指定されていない添加物は、安全性が科学的に確認されて、指定されるまでの間、その添加物の使用は一切禁止となる。また、これらが使用された食品の販売や輸入もできないことになる。
指定添加物の保存料については、食品衛生法で対象食品や添加量等の使用基準が決められている。食品に利用されるものには安息香酸・亜硫酸ナトリウム・ソルビン酸等がある。
既存添加物の保存料については、昔からの使用経験により安全とされてはいるが、厚生労働省の安全性試験により更に安全性の確認が行われている。食品に利用されるものにはしらこたん白抽出物・ポリリジン等がある。
参照
1)HACCP これからの食品工場の自主衛生管理 著者松田敏雄/藤上朝生 発行1992 中央法規出版(株) pp 172〜173 192
2)食品微生物U 制御編 食品の保全と微生物 著者松田敏雄 発行2001 (株)幸書房 pp 205〜219
3)有害微生物管理技術第T巻 原料・製造・流通環境における要素技術とHACCP 著者松田敏雄 発行2000 (株)フジ・テクノシステム pp 209〜214 651〜665
4)食品微生物学ハンドブック 著者山本泰 発行1995 技報堂出版 pp 511〜531
5)食品衛生学 一色賢司編 発行2003年 東京科学同人(株) pp 108〜121
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